バドミントンのダブルスで最初につまずきやすいのが、サーブの順番と立ち位置の関係です。
シングルスなら得点の偶数と奇数で右か左かを判断すれば済みますが、ダブルスではペアのどちらが打つのか、どちらがレシーブするのか、ラリー後に左右を入れ替えるのかまで絡むため、試合中に混乱しやすくなります。
ただし、仕組みそのものは複雑ではなく、現在の得点、直前のラリーをどちらが取ったか、サーブ権が移ったのかを順番に見れば、ほとんどの場面は落ち着いて判断できます。
この記事では、バドミントンのダブルスにおけるサーブ順番を、初心者でも試合中に使える形で整理し、サービスコートの考え方、得点別の判断、ミスしやすい場面、ペアで確認するコツまで具体的に説明します。
バドミントンダブルスのサーブ順番は得点で決まる
バドミントンダブルスのサーブ順番は、基本的にサーブ側の得点が偶数なら右、奇数なら左という考え方を出発点にします。
そのうえで、ラリーに勝った側が次にサーブを打ち、同じペアが続けて得点した場合だけサーブ側の二人が左右を入れ替えると理解すると、実戦中の判断がかなり楽になります。
一昔前のルールを知っている人は、ダブルスには二人分のサーブがあるという感覚が残っていることがありますが、現在のラリーポイント制では一つのサイドにつきサーブ機会は一つとして考えるのが基本です。
偶数は右から始まる
ダブルスのサーブ順番を理解する第一歩は、サーブ側の得点が偶数なら右サービスコートから打つという原則を覚えることです。
試合開始時は0対0なので、最初のサーブは必ず右側のプレーヤーから斜め向かいの右側レシーバーへ打ちます。
この偶数右という考え方は、0点、2点、4点、10点、20点のようにサーブ側の得点が偶数である限り同じで、ペアの名前や前回打った人の印象ではなく、スコアを基準に判断します。
初心者が混乱する原因は、誰が上手いから打つ、前衛が得意だから打つという役割感で順番を決めようとすることですが、公式の考え方では得点とコート位置が先にあり、その位置にいる人がサーバーになります。
そのため、試合中に迷ったらまず自分たちの得点を声に出し、偶数なら右側にいる味方がサーブをするという確認を優先すると、余計な記憶に頼らずミスを減らせます。
奇数は左から打つ
サーブ側の得点が奇数の場合は、左サービスコートにいるプレーヤーがサーブを打ちます。
1点、3点、5点、11点、19点のように奇数であれば、サーブは左から右斜め前のサービスコートへ向かって打つため、偶数のときとは立つ位置が逆になります。
ダブルスではペアの二人が頻繁に前後左右へ動くため、ラリー中の位置と次のサーブ位置を混同しやすいですが、ラリーが終わった時点で次のサービスコートを整理すれば問題ありません。
特にレシーブ側から得点してサーブ権を得た直後は、左右の入れ替えをしないまま、現在の自分たちの得点が奇数なら左側にいる人がそのままサーブを担当します。
サーブを打つ人を先に決めるのではなく、スコアを見て左か右を決め、そこにいるプレーヤーが誰かを確認する順番で考えると、ペア内の会話も短く済みます。
得点した側が次に打つ
バドミントンの現在の得点方式では、ラリーに勝った側に1点が入り、次のサーブもその得点した側が行います。
つまり、自分たちがサーブをしてラリーに勝てば、そのまま自分たちが次のサーブを続け、相手がラリーに勝てば相手に得点とサーブ権が移ります。
この考え方を押さえると、サーブ順番を過去の流れで丸暗記する必要がなくなり、直前のラリーの勝者から次の行動を判断できます。
たとえば自分たちが5対4でサーブを打ってラリーに勝つと6対4になり、自分たちは偶数の6点になったので右からサーブを打つ状態に変わります。
一方で自分たちがラリーに負けると相手に1点が入り、相手の得点が基準になるため、自分たちのサーブ順番ではなく相手側の偶数右または奇数左を見てレシーブ位置を合わせます。
連続得点なら左右を替える
同じペアがサーブを持ったまま連続で得点した場合は、サーブ側の二人だけが左右のサービスコートを入れ替えます。
これは、得点が1点増えることで偶数と奇数が切り替わり、次にサーブを打つサービスコートも右から左、または左から右へ変わるためです。
たとえば右側からサーブして得点した場合、次はサーブ側の得点が奇数になる場面が多く、サーバーは左側へ移動して続けてサーブを打ちます。
このときレシーブ側の二人は得点していないため、基本的には左右を入れ替えず、前のラリーのサービスコートに残って次のレシーブを待ちます。
初心者同士の試合では、ラリー後に両チームが何となく入れ替わってしまうことがありますが、入れ替えるのは得点してサーブを続ける側だけと覚えると、位置のズレを防ぎやすくなります。
サーブ権が移ると入れ替えない
相手のサーブをレシーブしてラリーに勝ち、自分たちにサーブ権が移った場合は、自分たちの左右を入れ替えずに次のサーブを始めます。
ここがダブルスのサーブ順番で最も間違えやすい部分で、得点したから必ず左右を替えると覚えてしまうと、サーブ権が移った直後に位置を誤る原因になります。
正しくは、同じサイドがサーブを続けるときだけ左右を替え、相手からサーブ権を奪ったときは、今いる左右の位置を基準にして、自分たちの新しい得点が偶数か奇数かでサーバーを決めます。
たとえば相手のサーブを返して得点し、自分たちが8点になったなら、右側にいる味方がそのままサーブを打ちます。
もし自分たちが9点になったなら左側にいる味方がサーブを打つため、入れ替えるかどうかではなく、サーブ権が移った直後は現在位置と得点を照合する意識が大切です。
レシーバーも得点で決まる
ダブルスではサーバーだけでなく、レシーブする相手もサービスコートによって決まります。
サーブは必ず斜め向かいのサービスコートへ打つため、右からサーブするなら相手の右側にいるプレーヤーがレシーバーになり、左からサーブするなら相手の左側にいるプレーヤーがレシーバーになります。
このとき、レシーバーではない相手ペアがサーブを先に打ち返すとフォルトになるため、どちらが受けるのかを曖昧にしたまま構えるのは危険です。
特にミックスダブルスや初心者同士の練習では、前にいる人が反射的に触ってしまう場面がありますが、サーブの瞬間に打ち返せるのは正しいサービスコートにいるレシーバーだけです。
サーブ側の得点でサーブ位置が決まり、そこから斜め向かいの相手がレシーバーになるという流れで考えると、受ける側の順番も自然に判断できます。
最初のサーバーを覚える
ダブルスのサーブ順番を試合全体で安定させるには、ゲーム開始時に誰が最初に右側からサーブしたかを覚えておくと便利です。
公式の判断は得点と位置で行えますが、途中で位置が不安になったときには、開始時のサーバーが偶数点で右にいる流れになっているかを見直すことで、ズレに気づける場合があります。
ただし、最初のサーバーを覚えることは補助であり、毎回その人が偶数で必ず打つという単純な話ではありません。
ラリーの勝敗によってサーブ権が相手に移り、再び戻ってきたときの左右位置は流れによって変わるため、最終的には現在のスコアと現在の立ち位置で判断する必要があります。
部活や社会人サークルで審判役をする場合は、スコアシートや最初のサーバーの記憶を使って補助しながら、プレーヤー同士にも得点確認を促すと試合が止まりにくくなります。
順番の全体像を表で見る
ダブルスのサーブ順番は、文章だけで覚えようとすると複雑に見えますが、場面ごとに分けると判断材料は少なくなります。
試合中に見るべきなのは、サーブ側の得点が偶数か奇数か、直前にサーブ側が得点して続けるのか、相手からサーブ権が移ってきたのかという三点です。
| 場面 | サーブ位置 | 左右の入れ替え |
|---|---|---|
| サーブ側が偶数点 | 右から打つ | 状況で判断 |
| サーブ側が奇数点 | 左から打つ | 状況で判断 |
| 同じ側が連続得点 | 得点に合わせる | サーブ側のみ替える |
| サーブ権が移る | 得点に合わせる | 基本替えない |
この表の通り、偶数右と奇数左は常に土台になりますが、左右を替えるかどうかはサーブ権の流れで判断する必要があります。
迷ったときは、得点、サーブ権、現在位置の順に声に出して確認すると、単に誰の番だったかを思い出そうとするよりも正確です。
サーブ順番を間違えない基本ルール
サーブ順番を安定して判断するには、個別の場面を暗記するよりも、サービスコート、サーブ権、ラリーポイント制のつながりをまとめて理解することが重要です。
バドミントンでは、サーブを打つ側の得点がサービスコートを決め、サーブが正しく返された後はペアのどちらがシャトルを打ってもよいという特徴があります。
この章では、試合前に知っておきたい基本の考え方を、コートの見方、サーブ側とレシーブ側の役割、公式ルールの確認先という順番で整理します。
サービスコートの見方
ダブルスのサービスコートは、通常のラリーで使うコート範囲とは少し違い、サーブのときだけ奥のロングサービスラインが基準になります。
サーブは斜め向かいのサービスコートへ入れる必要があり、横幅はダブルス用の広いサイドラインまで使えますが、奥はダブルス用のロングサービスラインを越えるとアウトになります。
| 確認点 | ダブルスのサーブ時 |
|---|---|
| 横幅 | 外側サイドラインまで |
| 奥行き | ダブルス用ロングサービスラインまで |
| 方向 | 必ず斜め前 |
| 立ち位置 | 線を踏まない |
順番だけ合っていても、サーブを打つ場所や入れる場所を間違えるとフォルトになるため、最初にコートの線を確認しておくことが大切です。
特に体育館の床には複数競技のラインが引かれていることがあり、初心者はバドミントン用のダブルスラインを見失いやすいので、練習前にペアで実際に指差し確認すると安心です。
サーブ側の得点を見る
サーブ順番を判断するときに最も大切なのは、常にサーブ側の得点を見ることです。
レシーブ側の得点が偶数か奇数かではなく、これからサーブを打つ側の得点が偶数なら右、奇数なら左という点を間違えないようにします。
- サーブ側が0点なら右
- サーブ側が1点なら左
- サーブ側が8点なら右
- サーブ側が15点なら左
このように、相手の得点が何点であっても、サーブ位置の判断に使うのはサーブ側の点数です。
スコアを言うときは一般的にサーブ側の点数を先に言うため、審判やプレーヤーがスコアコールを正しく行うことも、順番の混乱を防ぐ助けになります。
公式ルールで確認する
正式な競技規則を確認したい場合は、公益財団法人日本バドミントン協会やBWFの競技規則を参照するのが確実です。
日本国内では日本バドミントン協会が競技規則や審判関連資料を公開しており、国際的な原文としてはBWFのLaws of Badmintonが基準になります。
外部サイトや動画は理解を助ける教材として便利ですが、細かな表現や改正の有無を確認するときは、一次情報に近い資料を見るほうが安全です。
たとえばサービスの高さ、スピンサーブ、サービスコートエラーの扱いなどは更新や補足が入る可能性があるため、試合に出る人は大会要項とあわせて最新の規則を確認しましょう。
参考として、日本バドミントン協会の審判関連情報は日本バドミントン協会の審判ページから確認できます。
試合中に混乱しやすい場面
ダブルスのサーブ順番は、理屈ではわかっていても、実際の試合ではラリーの勢い、ペアとの会話不足、点数の聞き間違いで混乱しやすくなります。
特に初心者の試合では、サーブ権が移った直後、長いラリーの後、デュース付近の緊張した場面で、誰がどちらに立つべきか分からなくなることがあります。
ここでは、よくあるミスの原因を具体的に分け、間違いが起きたときにどう直すかまで整理します。
サーブ権移動後の勘違い
サーブ権が相手から自分たちへ移った直後に、二人が左右を入れ替えてしまうのは非常によくあるミスです。
この勘違いは、得点したら必ず入れ替えるという覚え方から起こりやすく、実際には相手サーブを取ってサーブ権を得たときは、基本的に今いる位置のまま次のサーブを判断します。
| 状況 | 正しい考え方 |
|---|---|
| 自分たちがサーブして得点 | 左右を替えて続ける |
| 相手サーブを取った | 左右を替えずに得点で判断 |
| 点数が偶数 | 右側の味方が打つ |
| 点数が奇数 | 左側の味方が打つ |
このミスを防ぐには、ラリー後にすぐ動くのではなく、まずサーブ権が続いているのか移ったのかを確認する習慣が効果的です。
ペアのどちらか一人がルールを理解していても、もう一人が反射的に入れ替わると崩れるため、練習試合の段階から短い合図を決めておくと安定します。
レシーブ側の立ち位置
レシーブ側は、サーブ側の得点によって相手が右から打つのか左から打つのかを見て、自分たちのどちらがレシーブするのかを判断します。
レシーバーではないプレーヤーもコート内の好きな位置に立てますが、サーバーや正しいレシーバーの視界を妨げるような位置取りは避ける必要があります。
- 斜め向かいの人が受ける
- パートナーは先に触らない
- 視界をふさがない
- 線を踏まない
レシーブ側の立ち位置が曖昧だと、サーブが浮いた瞬間に二人が同時に反応したり、正しくない人がシャトルに触ったりすることがあります。
ダブルスではレシーブ後の三球目までの展開が重要なので、サーブ順番だけでなく、誰が受けて誰が次をカバーするかをセットで考えると実戦力が上がります。
サービスコートエラー
サービスコートエラーとは、間違った順番でサーブやレシーブをしたり、誤ったサービスコートからプレーしたりする状態を指します。
公式ルールでは、エラーが発見された場合は誤りを訂正し、基本的にその時点のスコアはそのまま扱う考え方が示されています。
初心者の練習試合では、間違いに気づいた瞬間に最初からやり直したくなることがありますが、競技規則上の扱いと練習上の合意は分けて考える必要があります。
大会では審判や主催者の判断に従うべきですが、サークルや授業ではミスの原因を確認し、次のラリーから正しい位置に戻す形にすると学習効果が高くなります。
大切なのは、間違えた人を責めることではなく、得点、サーブ権、左右位置のどこで判断を誤ったのかをペアで共有することです。
初心者が覚えやすい判断手順
ダブルスのサーブ順番は、すべてのケースを丸暗記しようとすると負担が大きくなります。
実戦では、毎回同じ順序で確認するだけで十分に対応できるため、得点、サーブ権、左右位置の三段階に分けて考えるのがおすすめです。
この章では、初心者でもすぐ使える確認手順と、ペアで声をかける方法、スコアシートを使った理解の深め方を紹介します。
三つの質問で判断する
試合中にサーブ順番が分からなくなったら、誰の番かを記憶から探すのではなく、三つの質問を順番に確認します。
第一に次にサーブを打つのはどちらのチームか、第二にそのチームの得点は偶数か奇数か、第三にそのサービスコートに立っているのは誰かを見ます。
- 次に打つ側はどちらか
- その得点は偶数か奇数か
- 右か左に誰がいるか
- 続けるなら替えるか
この流れなら、過去のラリーをすべて思い出せなくても現在の状況から正解に近づけます。
初心者は焦るとペア名や前回のサーバーばかり考えがちですが、現在のスコアと位置を基準にすれば、記憶違いによるミスを減らせます。
声かけを決める
ペアでサーブ順番を安定させるには、試合前に短い声かけを決めておくと効果的です。
たとえば、右、左、替える、替えない、サーブこっちというような短い言葉だけでも、ラリー後の混乱を大きく減らせます。
| 合図 | 意味 |
|---|---|
| 右 | 右側からサーブ |
| 左 | 左側からサーブ |
| 替える | 連続得点で移動 |
| そのまま | サーブ権移動後 |
声かけは長い説明にすると試合のテンポを崩すため、短く、毎回同じ言葉で行うことが大切です。
特にペアを組み替える機会が多い部活やサークルでは、全員が共通の言葉を使えるようにしておくと、初めて組む相手とも順番の確認がしやすくなります。
スコアシートで練習する
サーブ順番を本当に理解したいなら、実際の試合を見ながらスコアシートにサーバーとレシーバーを書き込む練習が役立ちます。
プレーしていると自分の動きで精一杯になりがちですが、審判役として外から見ると、得点の変化と左右の入れ替えの関係が客観的に見えます。
最初は0対0から数ラリーだけでもよいので、どちらが得点し、どちらがサーブし、次に左右を替えたかを紙に書くと、ルールが流れとして理解できます。
慣れてきたら、サーブ権が何度も移る場面やデュース付近の場面を想定して、点数だけを見て誰が打つかを当てる練習をすると実戦に近づきます。
この練習はプレーヤーだけでなく、部活で審判を担当する人にも有効で、試合中にプレーヤーへ落ち着いた確認を促せるようになります。
サーブ順番と戦術のつながり
サーブ順番は単なるルール確認に見えますが、ダブルスの戦術にも大きく関係します。
誰がどの位置からサーブを打つかによって、その後の前衛の入り方、レシーブへの対応、三球目の狙い方が変わるため、順番を理解することは攻撃の準備にもなります。
ここでは、ルール面の理解を実戦に生かすために、サーブの種類、ペアの役割、初心者が避けたい判断を整理します。
ショートサーブの狙い
ダブルスでは、相手に強く攻撃されにくいショートサーブが基本として使われることが多くなります。
サーブ順番が分かっていれば、自分が右から打つ場面か左から打つ場面かを早めに把握でき、相手レシーバーの構えに合わせてコースを選びやすくなります。
- ネット際を低く通す
- 相手の前への反応を見る
- 同じフォームで構える
- 浮かせすぎない
ショートサーブは入れるだけなら簡単に見えますが、少し浮くと相手にプッシュされるため、順番確認で焦ってフォームが崩れないようにすることが重要です。
サーブ位置を早く決め、打つ前に一呼吸置けるようになると、サーブそのものの精度も上がりやすくなります。
ロングサーブの使い所
ダブルスではショートサーブが中心ですが、相手が前へ詰めすぎている場合はロングサーブも選択肢になります。
ただし、ダブルスのサーブ時は奥のサービスラインがシングルスより手前にあるため、強く打ちすぎるとアウトになりやすい点に注意が必要です。
| サーブ | 向く場面 |
|---|---|
| ショート | 攻撃を防ぎたい |
| ロング | 相手が前に寄る |
| ドライブ | 相手の反応を崩す |
| ボディ狙い | 構えを詰まらせる |
ロングサーブを使うときも、まず正しいサービスコートから打つことが前提です。
順番を確認しないまま奇襲を狙うと、戦術以前にフォルトや位置の混乱につながるため、初心者はルールの安定を優先してから配球を広げるとよいでしょう。
ペアの得意不得意を生かす
ダブルスでは、ペアの一人がサーブや前衛に強く、もう一人が後衛のスマッシュやクリアに強いというように、得意不得意が分かれることがあります。
しかし、サーブ順番は得意な人が自由に選べるものではなく、得点と立ち位置によって決まります。
そのため、得意な人が常に理想の位置から始められるわけではありませんが、順番を正しく理解していれば、サーブ後の一歩目やローテーションで得意な形に近づけることはできます。
たとえばサーブが得意な人は、左右どちらからでも低く安定したサーブを出せるように練習し、パートナーは三球目の返球を予測してカバーする意識を持つと、ペア全体の安定感が上がります。
ルールを戦術の邪魔な制約として捉えるのではなく、決まった順番の中でどう得意な展開へ持ち込むかを考えることが、ダブルス上達の近道です。
サーブ順番を覚えれば試合中の迷いは減らせる
バドミントンのダブルスにおけるサーブ順番は、サーブ側の得点が偶数なら右、奇数なら左という原則を中心に考えれば整理できます。
同じ側がサーブを続けて得点したときはサーブ側の二人が左右を入れ替え、相手からサーブ権を奪ったときは基本的に左右を替えず、現在位置と新しい得点でサーバーを判断します。
混乱したときは、誰が前に打ったかを思い出すよりも、次にサーブする側はどちらか、その得点は偶数か奇数か、そのサービスコートに誰がいるかという順番で確認するほうが正確です。
レシーブ側も、サーブ位置の斜め向かいにいる人だけが正しいレシーバーになるため、パートナーが反射的に触らないように事前の声かけを決めておくと安心です。
ルールを理解して順番の迷いが減ると、サーブの高さ、コース、三球目の準備に意識を回せるようになり、ダブルスの試合全体が落ち着いて進められるようになります。
