バドミントンダブルスコートの範囲はどこまで?ラインの見方とサービス位置まで迷わず判断できる!

バドミントンのダブルスで最初につまずきやすいのは、ラリー中にどのラインまで使えるのか、サービスのときだけなぜ奥のラインが変わるのかというコート範囲の違いです。

体育館の床にはシングルス用とダブルス用のラインが同じコート上に重なって引かれているため、初心者ほど「外側の横線はいつ使うのか」「奥の内側ラインは何のためにあるのか」「線に落ちたシャトルはインなのか」と迷いやすくなります。

特にダブルスでは、ラリー中は横幅を広く使う一方で、サービス時は奥行きが短くなるため、シングルスの感覚のままプレーするとサーブのアウトや立ち位置の反則を招きやすくなります。

このページでは、日本バドミントン協会が公開する競技ルールや一般的な公式寸法の考え方を踏まえ、ダブルスコートのサイズ、ラインの役割、サービスコートの見方、試合中に起きやすい判断ミス、練習での活用法までを順番に整理します。

目次

バドミントンダブルスコートの範囲はどこまで

ダブルスコートの範囲は、ラリー中とサービス時で見方が変わるのが最大のポイントです。

ラリー中は外側のサイドラインから外側のバックバウンダリーラインまでを使いますが、サービス時は横幅こそ外側まで使うものの、奥行きはダブルス用ロングサービスラインまでに制限されます。

この違いを最初に理解しておくと、細かなライン名をすべて暗記していなくても、プレー中のインアウト判断がかなり整理しやすくなります。

ラリー中の範囲

ダブルスのラリー中は、コートの左右は一番外側のサイドラインまで、奥は一番後ろのバックバウンダリーラインまでが有効範囲になります。

つまり、シングルスよりも横幅が広く使えるため、相手ペアを左右に動かす配球や、サイドライン際を狙うドライブが戦術として重要になります。

初心者が混乱しやすいのは、サービスのときに使う奥の内側ラインをラリー中にも境界だと思ってしまうことですが、ラリーが始まった後はそのラインを越えても後ろのライン内ならインです。

ダブルスではネット前の速い展開だけでなく、後衛からのクリアやスマッシュも外側の横幅を前提に組み立てるため、まずは「ラリー中は広い長方形を全部使う」と覚えると実戦で迷いにくくなります。

サービス時の範囲

ダブルスのサービス時は、相手側の斜め前にあるサービスコートへシャトルを入れる必要があります。

このとき横方向は外側のダブルスサイドラインまで使えますが、奥方向は一番後ろのラインではなく、その少し手前にあるダブルス用ロングサービスラインまでが有効範囲です。

そのため、ダブルスのロングサーブを高く奥へ打つ場合でも、シングルスのように最後方まで飛ばすとアウトになる可能性が高くなります。

サービスでよくある失敗は、相手を下げようとして深く打ちすぎることなので、ダブルスでは高さやコースだけでなく、落下地点が奥の内側ラインを越えないかを意識する必要があります。

外側サイドライン

外側サイドラインは、ダブルスで左右の有効範囲を決める最も重要なラインです。

シングルスでは内側のサイドラインまでが横幅になりますが、ダブルスではペアで守るため外側のラインまで範囲が広がります。

この外側サイドラインを理解していないと、ラリー中にサイドへ落ちたシャトルをアウトと勘違いしたり、逆に自分の守備範囲を狭く見積もって相手に簡単な得点を与えたりします。

ダブルスの守備では、前後の役割だけでなく左右のスペース管理も大切なので、練習の初めに外側ラインを指差して確認してからゲームに入ると、初心者同士でも判定の食い違いを減らせます。

バックバウンダリーライン

バックバウンダリーラインは、ラリー中に使う一番奥の境界線です。

ダブルスでもラリーが始まった後はこの最後方ラインまで有効になるため、奥に落ちるクリア、スマッシュレシーブのロブ、相手の意表を突く高い返球は、このラインを基準にインアウトを判断します。

ただしサービス時だけは奥の基準が変わるため、バックバウンダリーラインとダブルス用ロングサービスラインを混同しないことが大切です。

ラリー中に奥へ返す技術を練習するときは、最後方ラインを狙うだけでなく、アウトを恐れて浅くなりすぎない感覚を身につけると、相手後衛を下げて前衛のチャンスを作りやすくなります。

ダブルス用ロングサービスライン

ダブルス用ロングサービスラインは、サービス時だけ奥の限界を決めるラインです。

見た目ではバックバウンダリーラインの少し手前に横一直線で引かれているため、初心者には「なぜ奥に二本も線があるのか」と感じられやすい場所です。

このラインはダブルスのサービスを極端に奥へ打ち込ませないための基準であり、特にロングサーブや浮いたサーブの判定で重要になります。

実戦ではショートサーブが中心になりやすいものの、相手が前へ詰めているときにはロングサーブも選択肢になるため、ダブルス用ロングサービスラインの手前へ正確に落とす感覚を持っておくと配球の幅が広がります。

ショートサービスライン

ショートサービスラインは、サービスが最低限越えなければならない前方の境界線です。

ダブルスのサーブは低く短く打つ場面が多いため、ネットを越えるだけで満足してしまいがちですが、シャトルがショートサービスラインに届かなければフォルトになります。

特に初心者のショートサーブでは、浮かせないことを意識しすぎて手前に落ちたり、ラケット面が弱く当たってラインを越えなかったりする失敗が起こりやすくなります。

ショートサービスラインは攻撃的な低いサーブと反則の境目になるため、ネットすれすれを狙う練習だけでなく、必ずラインを越えて相手コートへ入る距離感も同時に確認することが重要です。

センターライン

センターラインは、左右のサービスコートを分ける縦のラインです。

ダブルスのサービスでは、サーバーの得点が偶数なら右側、奇数なら左側から打つため、センターラインはサーブを打つ位置と受ける位置を判断する基準になります。

ラリー中はセンターラインそのものが左右の有効範囲を分ける境界ではありませんが、ペアの守備分担や前後の入れ替わりを考えると、中央の目印として非常に役立ちます。

試合中に二人が同じシャトルへ向かってぶつかるペアは、センターライン付近の役割が曖昧なことが多いため、サーブだけでなくラリー中の声かけや守備範囲の確認にも使うと連携が安定します。

ライン上の判定

バドミントンでは、ラインそのものもそのラインが囲む範囲に含まれるため、シャトルがラインに少しでも触れて落ちれば基本的にインと判断します。

これはダブルスコートでも同じで、外側サイドライン上、バックバウンダリーライン上、ダブルス用ロングサービスライン上に落ちた場合は、それぞれの場面で有効範囲内として扱われます。

ただし実際のプレーではシャトルが高速で落ちるため、見ている角度によってインに見えたりアウトに見えたりすることがあります。

セルフジャッジの練習やレクリエーションでは、迷ったときに感情的に決めつけず、ラインは範囲に含まれるという前提を共有しておくと、試合の雰囲気を壊さずにプレーを続けやすくなります。

ダブルスコートの寸法を数字で整理する

ダブルスコートを正しく理解するには、ライン名だけでなく寸法の全体像を知っておくことが役立ちます。

公式競技で使われるバドミントンコートは長方形で、ダブルスではシングルスより横幅が広くなり、ネットやポストの高さにも基準があります。

日本バドミントン協会の競技ルール案内でも、バドミントンはネットを挟んで一対一または二対二で行う競技として説明されており、より詳しい規則は同協会のルールブックや関連資料で確認できます。

基本寸法

ダブルスコートの基本寸法は、長さ十三・四メートル、幅六・一メートルとして知られています。

シングルスと同じ長さを使いながら横幅だけが広がるため、ダブルスではサイド方向への配球や守備の分担が勝敗に大きく関わります。

項目 目安 考え方
全長 十三・四メートル シングルスと共通
ダブルス幅 六・一メートル 外側サイドラインまで
ライン幅 四十ミリ ラインも範囲に含む
ネット中央 一・五二四メートル 中央部の高さ

数字を丸暗記する必要はありませんが、ダブルスは横に広い競技だと理解しておくと、サイドを狙う意味や二人で守る必要性が自然に見えてきます。

ネットとポスト

ネットとポストは、コート範囲を理解するうえで見落とされがちな要素です。

ポストはシングルスでもダブルスでもダブルス用サイドライン上に置かれるのが基本で、ネットの高さは中央とサイド付近でわずかに異なります。

  • ポストはダブルスサイドライン上が基準
  • ネット中央はやや低い
  • サイド付近は約一・五五メートル
  • ネット下の侵入や妨害は注意

プレーの判定ではコートラインばかりに目が行きますが、ネット前のタッチ、相手側への侵入、ポスト付近のシャトルの通過などもルール理解に関わるため、コート全体を立体的に見る意識が大切です。

シングルスとの違い

シングルスとダブルスの違いは、単に人数が増えるだけではありません。

最も大きな違いは横幅で、シングルスでは内側のサイドラインまでを使うのに対し、ダブルスでは外側サイドラインまで広く使います。

一方でサービス時の奥行きはダブルスのほうが短くなるため、「ラリーは広いがサーブは奥が短い」という少し変則的な覚え方が必要です。

シングルス経験者がダブルスを始めると、サーブを深く打ちすぎたり、横のシャトルをアウトと見誤ったりしやすいため、種目ごとのラインの使い分けを最初に確認しておくと無駄な失点を減らせます。

サービスコートの見方で迷わない考え方

ダブルスでインアウトの疑問が最も起きやすいのはサービスです。

ラリー中のコートは外側全体を使うと覚えれば比較的わかりやすいのに対し、サービスでは斜めの相手コート、ショートサービスライン、センターライン、外側サイドライン、ダブルス用ロングサービスラインを同時に見なければなりません。

しかし、順番に分解すると判断は難しくなく、サーバーの立ち位置、相手の受ける位置、シャトルの落下地点を一つずつ確認すれば整理できます。

偶数点と奇数点

ダブルスのサービス位置は、サーバー側の得点が偶数か奇数かで変わります。

偶数点では右サービスコートから、奇数点では左サービスコートから打つのが基本で、相手側も斜め向かいのサービスコートで受けます。

得点 サーブ位置 狙う相手コート
偶数 右側 斜め右前方
奇数 左側 斜め左前方
開始時 右側 対角の右側

得点と左右の関係を覚えていないと、正しいコートに入ったサーブでも位置が違うために混乱するので、ゲーム開始前にペアでスコアと立ち位置を声に出して確認する習慣をつけると安心です。

サーブの落下地点

ダブルスのサービスで有効になる落下地点は、ショートサービスラインを越え、センターラインと外側サイドラインの間に入り、奥はダブルス用ロングサービスラインまでに収まる範囲です。

この範囲は横に広く奥に短い形になるため、シングルスのサービスコートとは形の印象がかなり違います。

  • 手前はショートサービスラインより奥
  • 内側はセンターラインまで
  • 外側はダブルスサイドラインまで
  • 奥はダブルス用ロングサービスラインまで

初心者はネット際へ低く入れることだけを意識しがちですが、横幅を使ったワイドサーブや相手の重心を外すコースもあるため、範囲を正しく知るほどサーブの選択肢が増えます。

足の位置

サービスでは、シャトルの落下地点だけでなくサーバーとレシーバーの足の位置にも注意が必要です。

サーブを打つ瞬間にラインを踏んだり、正しいサービスコートの外に足が出たりすると、シャトルが相手コートへ入っていても反則になる場合があります。

特にダブルスでは前衛が近くに立つため、サーバーが少しでも前へ出ようとしてショートサービスラインを踏んだり、センター寄りに構えすぎてラインに触れたりすることがあります。

厳密な試合では細かなフットフォルトも見られるため、普段の練習からラインの少し内側に立つ癖をつけておくと、大会や公式戦でも落ち着いてサーブに入れます。

ダブルスコートで起きやすい失敗を防ぐ

コートの範囲を知っていても、実際の試合ではスピード、立ち位置、相手のプレッシャーによって判断ミスが起こります。

ダブルスは二人で一つのコートを守るため、どちらが取るか、どこまでが自分の守備範囲か、サーブ後にどの位置へ動くかが曖昧だと、ラインの理解以前に失点が増えてしまいます。

ここでは初心者から中級者まで起こしやすい失敗を、コートの見方と結びつけて整理します。

サーブを奥へ打ちすぎる

ダブルスでよくある失敗は、ロングサーブを打ったときにダブルス用ロングサービスラインを越えてしまうことです。

シングルスの感覚では相手を後ろへ下げる良いサーブに見えても、ダブルスでは奥のサービス範囲が短いためアウトになりやすくなります。

失敗 原因 改善
奥へ出る シングルス感覚 内側ラインを狙う
高く浮く 面が上向き 押し出しを抑える
浅すぎる 弱く当てる ライン越えを確認

ロングサーブを使うなら、相手の意表を突く目的を明確にし、最後方ではなくダブルス用ロングサービスラインの少し手前へ落とす練習を繰り返すことが大切です。

横のラインを狭く見る

ダブルスでは外側サイドラインまでが有効なのに、シングルスの内側ラインを基準にしてしまうと横のシャトルをアウトと誤認しやすくなります。

特にレクリエーションや学校体育では、シングルスとダブルスの線を説明されないままゲームを始めることがあり、外側ラインの意味を知らないままプレーしている人も少なくありません。

  • 外側ラインを試合前に確認する
  • サイド際は最後まで追う
  • ペアで左右の担当を決める
  • 迷った判定は冷静に共有する

横幅を正しく使えるようになると、攻撃では相手ペアの間やサイド際を狙いやすくなり、守備では自分が追うべき範囲を広く見られるため、ダブルスらしい展開に対応しやすくなります。

ペアの守備範囲が重なる

ダブルスコートを二人で守るときは、単に半分ずつ分ければよいわけではありません。

攻撃時は前衛と後衛、守備時は左右に並ぶ形など、状況によって担当範囲が変わるため、コートラインを目印にしながら動き方を調整する必要があります。

初心者ペアでは、中央に来たシャトルを二人とも見送ったり、逆に二人で同じ方向へ寄って反対側を空けたりする失点が多くなります。

センターラインや外側サイドラインを単なる判定の線として見るのではなく、ペアの距離感を保つ目印として使うと、守備の穴が小さくなり、ラリー中の衝突も減らせます。

練習と試合でコートを上手に使う

ダブルスコートのルールを覚えたら、次はその知識をプレーに生かす段階です。

ラインを知っているだけでは勝ちやすくならず、どの場面でサイドを狙うのか、どの高さでサーブを入れるのか、ペアの位置をどう変えるのかを実際の動きに落とし込む必要があります。

ここでは、コート範囲の理解を練習メニューや試合運びへつなげる考え方を紹介します。

サーブ練習

ダブルスのサーブ練習では、ネットの低さだけでなく、ショートサービスラインとダブルス用ロングサービスラインの両方を意識することが重要です。

ショートサーブは相手に強く叩かれない低さが求められますが、短すぎてラインを越えなければ意味がありません。

練習 狙い 注意
ショート 低く入れる 手前に落とさない
ワイド 外へ動かす サイドアウトに注意
ロング 前詰め対策 奥へ出しすぎない

コートに目印のシャトルやテープを置いて落下地点を確認すると、感覚だけに頼らず、試合で使える安定したサーブを身につけやすくなります。

サイドを使う攻撃

ダブルスでは外側サイドラインまで使えるため、相手の体の正面だけでなく、左右のスペースを狙う攻撃が大きな武器になります。

特にドライブ、プッシュ、スマッシュのコースをサイドへ散らすと、相手ペアの守備範囲が広がり、中央や前方に空きが生まれやすくなります。

  • 相手の外足側を狙う
  • 前衛の横を抜く
  • 後衛を左右に振る
  • 中央との使い分けを作る

ただしサイドばかり狙うとアウトのリスクも高まるため、外側ラインの少し内側を安全な目標にし、ラリーの余裕があるときほど厳しいコースを選ぶようにすると安定性と攻撃力を両立できます。

守備位置の目安

守備では、相手が攻撃している方向と自分たちの隊形によって立つ位置が変わります。

左右に並んで守る場面では、センターライン付近を二人の境目にしながら、外側サイドラインまで届く距離を保つことが基本になります。

一方で、相手がネット前へ落としてくる可能性が高い場面では、前後の距離を詰めすぎると奥を抜かれやすくなり、逆に下がりすぎると前が空きます。

ダブルスコートを上手に使うには、線を固定的な境界として見るだけでなく、自分たちの位置関係を調整する地図として使う意識が必要です。

ダブルスコートを理解すれば判定と動きが安定する

バドミントンのダブルスコートは、ラリー中は外側サイドラインからバックバウンダリーラインまでを使い、サービス時は横幅を外側まで使いながら奥はダブルス用ロングサービスラインまでに制限されるという違いを押さえることが重要です。

この一点を理解すれば、外側サイドライン、ショートサービスライン、センターライン、バックバウンダリーラインの役割がつながり、試合中のインアウト判断やサーブ位置の迷いが大きく減ります。

特に初心者は、ラリー中の範囲とサービス時の範囲を同じものとして考えてしまいやすいため、ゲーム前にペアでラインを確認し、サーブ練習では落下地点を見ながら距離感を整えることが効果的です。

ラインは単なる判定の基準ではなく、ペアの守備範囲、攻撃コース、前後左右の連携を考えるための目印にもなるため、コートを正しく見る力がつくほどダブルスの動きは安定し、無駄な失点を減らしながら戦術の幅を広げられます。

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